7日のシカゴ相場は、最近の上昇に対する利喰い売りや原油安から反落。弱材料が目立つ一日であった。12日の穀物需給報告で需要減退に伴う期末在庫の大幅増加が懸念されていることや、これまでドライな天候が続いていたアルゼンチンの主産地で、今週末から来週にかけて本格的な降雨が予想されていることも売りに拍車をかけた。だが、インデックス・ファンドの買いが更に増えるとの観測が下値を支えた。
東京は夜間下落を加味すれば、下げ幅は順当な線である。だが、大豆の下げっぷりを診ると、何やら目先の高値出尽くしという気もする。まだ、今日一日で判断はしかねるが、個人的には上値リスクは限られてきた印象。
大局的な需給を見ると、まだ1月12日の米農務省(USDA)の最終生産高、月例需給報告の発表前だが、12月の発表を見ると、目立ったのは、コーンの期末在庫が3億5000万Buも上方修正されて、14億7400万Buとなったこと。期末在庫率も11月の9.0%から12.1%に跳ね上がった。これは輸出が1億Bu、エタノールが3億Buも下方修正される一方、飼料用が5000万Bu上方修正されて、需要全体で3億5000万Buも下方修正されたことを受けたもの。この需要の下方修正はさらに続く可能性が高く、それにともなって期末在庫の上方修正、期末在庫率の上昇が続きそうだ。一方、大豆の期末在庫は2億0500万Buに据え置きとなり、期末在庫率も7.0%のままとなった。在庫率から見ると、コーンの需給ひっ迫は大きく緩和して適正水準になりつつあり、大豆は需給ひっ迫が続くと判断できる。
このような状況を反映して、今年作付けられる新穀の作付面積はコーンが減少して、大豆が増加するとの見方が減少するとの見方が優勢となっている。民間穀物調査会社、インフォーマ・エコノミクスによると、コーンは8228万エーカーと、昨年の8590万エーカーから300万エーカー以上減少し、大豆は8150万エーカーと、昨年の7590万エーカーから560万エーカーから8150万エーカーも増加する見込みだという。
今四半期の値動きとしては、年明け後の農家売りの増加によるフェブラリー・ブレーク(2月安)から、その後のスプリング・ラリー(春高)がシーズナルなパターンとされてきたが、それが当てはまるのかどうかにも注目したい。
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