エジプト情勢の影響
エジプトの情勢不安により原油急騰。スエズ運河が閉鎖の可能性が伝わり、タンカーや輸送関連企業の株価が大幅上昇した。タンカー運航のフロントラインは前日比1.94ドル(7.7%)大幅高の27.12ドル。NY原油3.70ドル(4.32%)高の1バレル=89.34ドル。
ムバラク政権が仮に倒れた場合、中東諸国に政治的な動揺が広がるのは確実で、原油価格を押し上げかねないとの懸念も出ている。また、親米国であるエジプトにおける政情不安・政権交代の可能性やイスラム過激派勢力の強まりは、同地域での米国の影響力の弱まりを示し、中東和平に悪影響を及ぼす可能性などから、目先は不透明感が強い。


先日のジム・ロジャーズ講演セミナーの内容です。
2〜3年以内に食糧危機が起き、いくつかの政府は崩壊するかもしれません。
<世界経済>
2〜3年以内に、債権国と債務国の不均衡により、通貨混乱が起こるだろう。 食糧価格は上がっていく。2〜3年以内に食糧危機が起こるだろう。社会的混乱が起き、いくつかの政府は崩壊するかもしれない。それが、さらに通貨混乱を生む。インドネシアやエジプトで崩壊が起こっている。
<日本>
人口が減っていることと、財政赤字が問題。100年後には日本人は一人もいないかもしれせん。今は日本への投資を増やしたいと思っているが、5〜10年後は疑わしい。 農地の規制などは変えていくべき。
・日本株
株を買うなら日本株は候補の一つ。理由は長期に渡り落ち込んでいることと、アジア全体が有望だから(※但し、ジム・ロジャーズの主な投資先はコモディティ)
有望セクター
赤ちゃん関連 - ジム・ロジャーズはサンリオ・トミーに投資している。
観光関連 - 中国からの観光客により恩恵を受ける旅行産業
コモディティ関連 - 農産物などのコモディティの恩恵を受ける株
・日本円
短期では上がると期待している。キャリートレードで海外に日本円があふれている日本円が、日本国内に戻ってくるかもしれない。但し、5〜10年後に投資しているかは疑わしい。
・日本国債
買っていない。世界中の債券を買っていない。
<中国>
共産主義を名乗っているが、中国ほど優れた資本主義国はない。日本にとって最大の貿易国で、中国を無視しないで関わることで大きな利益を得られる。
・中国株
今は買っていない。中国で何か問題が起こった時に買う。
・人民元
買える機会がある時には買っている。
<日本と中国の関係>
日本と中国は共同発展していくべき。日本には資本と頭脳、中国には人口と市場がある。
私の経験上、日本と中国の若者同士には障壁がない。但し、政治家が問題を大きくする。
<米国>
米国でも社会的不安は続く。政治は解散などはあるかもしれないが民主的な方法によるだろう。 米国はいつかデフォルトを選ばないといけない時が来るだろう。 ただデフォルトにもいくつか種類がある。米ドルを刷りまくる。米ドルは基軸通貨なのでこれが可能だ。ただし、これを続けると遠い将来になが、誰も米国債・米ドルを買わない状況が起こる 英国もそうなった。その時、IMFが助けた。(1976年)
・米ドル
中東・エジプト不安で上昇するかもしれない。上昇したら、その時点で売るかもしれない。
<コモディティ>
世界経済が良くなっても悪くなっても魅力的な投資先。 特に有望なのが農産物。農産物は世界的にひどい状況。農産物の不足状態は30年続いている。世界的に農家・農業コミュニティーが不足している。米国でも農家の平均年齢は58歳と高齢化している。
最後に、榊原英資氏の話。
日本は円安政策を取るべきでは?という聴講者の質問に対し、実質ドル安政策をとっている米国との関係でそもそも実現不可能だという榊原英資氏の意見は、元大蔵官僚の経歴があるだけに説得力がありました。